フィンランド発「MaaS」は日本の田舎を救えるのか?

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今回は最近話題のMaaSについて。

私は、趣味で去年から株をチェックしています。一度だけ、取引してみたけど、今は勉強中で、取引はしてないです。

株のニュースを調べる中で知った「MaaS」が、すごいので紹介して考察します。

 

MaaSってなに?

MaaSとは、モビリティ・アズ・ア・サービスの略

ここでいうモビリティは「移動」を指します。MaaSは自動車を移動の為に「所有」することをやめて、サブスクリプションで「利用」するというもの

予約や決済も全て統一されており、電車+タクシー+バスなどを利用する場合でも、その都度料金を払う必要がない。

電車、バス、タクシー、自家用車などの移動手段を丸ごとパッケージ化して、サブスクリプション等の形で提供するサービス。

ヨーロッパではフィンランドなどが既にMaaSを実現しています。これがフィンランドの交通省が出した動画。

フィンランドではWhim(ウィム)というアプリがある様子

  • Whimは3つの運賃タイプ
  • Whim To Goは無料で公共交通機関、タクシー、レンタカーに都度払い
  • Whim urbanは月額数千円で公共交通機関が無料、ヘルシンキ内ならタクシーは5kmまで10€(約1300円)、レンタカー49€/日(約6300円)
  • Whim unlimitedは月額数万円は基本全ての乗り物が無料
  • サービス提供の地域により、価格は変動する

5日前に出たネットニュースの記事がわかりやすいので読んでみてください。

私が住む田舎では、マイカーの保有率が高く、「車なしで生活できない」ため、車を運転できない子供や高齢者の為にバスやタクシーがあります。

 

しかし、バスはガラガラで、本数は少なく、タクシーも台数が少なく料金が高いです。

だから、駅から遠く離れた所や、スーパーが近くにない所に住む高齢者は「足」がなく、外出できない。だから高齢者の引きこもり率や要介護率は高いです。

また、怪我などで車が運転できなくなった場合は、移動が非常に困難。本当はタクシーを使いたいけど、なかなか捕まらないし、なんせお金が高すぎる。

MaaSが実現した世界はこんな感じ

HUFFPOSTの記事がわかりやすかったので引用


例えばAさんが、「かかりつけの診療所で診察した後、薬局で薬を受け取ってから夕飯用の買い物をして帰ってくる」という要求をスマートフォンのアプリに入力したとしよう。すると、ライドシェアサービスのクルマがすぐに家の前に来る。


診察を終えて診療所を出ると、そこには調剤薬局の移動販売車が薬を用意してくれている。薬を受け取って横断歩道を渡ると、ちょうどいいタイミングでバスが到着するのでスーパーの前までこれで行く。買い物を終えるとライドシェアサービスのクルマがやってくるので乗ると、そこには旅行帰りの仲のいいお隣さんが搭乗しており、おしゃべりしながら一緒に帰る。


移動に要する費用はアプリに入力した時点で通知され、全ての決済が一括で済む。この際MaaSのシステムは、Aさんの要求のみに応えてこうした移動サービスを提供するのではない。要求を入力した時点で、他の多くの利用者の要求を考慮し、各利用者に最も迷惑がかからず、利用者それぞれの目的を無理なく達成できる方法が提供される。


しかもそれはリアルタイムに行われており、その時点の交通状況に柔軟に対応して最適なサービスが選択される。Aさんの診察が長引けば違ったコース、異なる移動手段が手配されて、帰路をシェアするのがお隣さんではなく、同じマンションのママ友になったりするのだ。

HUFFPOST-自動運転の普及とMaaS-完全自動運転が普及した社会とまちづくり。その3:研究員の眼

めっちゃ便利だし、出かけるの楽しくなりそう。待ち時間という無駄が減るし、渋滞や、満員電車およびそれに伴う事故やトラブルも減りそう。

タクシーの配車サービスのUberやGrabは外国ではかなり普及しているし、最近やっと日本でも「JapanTaxi」が始まった。

JapanTaxiめっちゃ便利ですよね。長野の割と田舎でも余裕で使えた。

MaaSの実現で、駐車場に使われる土地と費用が減って欲しい

ディズニーランドに行くときに、モノレールに乗るといつも「駐車場がすごく広いなぁ」「これ、入り口から1番遠い駐車場に車停めたら、帰りは車に辿り着くまでに力尽きそうだなぁ」って思います。

駐車場って無駄だらけですよね。

まず、駐車している間は、その車使ってないわけですから「置いてる」だけでお金が取られます。それに、店側としても車でしか来れないような店なら、駐車場がないと客が確保できないから、駐車場の土地も確保して管理しないといけない。

駐車場ではよく「前向き駐車をお願いします」「車上荒らし注意」などの注意書きをみますが、そもそも駐車場がなければ、近隣住宅とのトラブルや、車上荒らしのリスクもないですよね。

コインロッカーって、荷物が少なければ利用しなくていいじゃないですか。

それと同じように、車がなければ駐車場はいらない。わざわざマイカーで行く必要がなくなれば駐車場にまつわるトラブルや犯罪などの問題や、路駐なんかも減ると思います。

駐車場のスペースが減って、ディズニーランドのアトラクションがもう一個増える、みたいなことになれば、ウィンウィンで楽しいなぁ。

NCT127のウィンウィン

MaaSの実現で、田舎が活性化して欲しい

田舎って、都会に比べて面白いものがいっぱいあるのに、どうしても都会が魅力的に見える。

それは「簡単」だからだと思います。何をするにも「〜しやすい」アクセスしやすい、わかりやすい、安い(笑)、ハードルが低いんですよね。

だから、人が集まるし、人が集まってるところにまた人が集まる。商業施設なんかがそうで、田舎だと遊び場がイオンモールだったりする。それは、イオンモールにさえ行けば、何でも揃ってるし、簡単だから。

おしゃれなカフェができても、行き方が複雑、バスを待たないと行けない、タクシーで数千円出さないと行けない、となると行かないですよね。

例えば、私はこの前、長野県茅野市の尖石遺跡、尖石考古館に行ってきました。

控えめに行っても田舎。

最寄りには、もちろん鉄道の駅などはなく、アクセスするには車が必要。レンタカーを借りるのもいいですが、ペーパードライバーに、雪が残るような道を運転する度胸はなし。

バスの時刻表はこんな感じ。

ちなみに、駅から歩くと、1時間以上余裕でかかります。美しい八ヶ岳をみながら歩くのもいいですが、旅行となると時間も限られてるので、ひたすら歩くわけには行かない。天気がいいとも限らない。

結局行きはタクシーで諏訪大社から尖石考古館まで行くことに

そのお値段、驚きの片道6000円!長野のタクシー初乗り700円ですよ。

茅野駅までの夜行バスが5200円だったので、この値段はぼったくりに近い…まぁこんな距離、長野じゃなくても結構高かったと思いますが。

で、恐れをなして帰りはバスを利用しました。バスの時間と自分の予定が合わなかったら…?小さい博物館行くだけで、交通費往復1万円て(笑)

「バスの時間を待つのも田舎旅行の醍醐味」とか思わないですよ。時間の無駄。雨降ってたら、どうやって待つねん

こんなの、茅野市に住んでても行ったことない人、多いんだろうなぁって思いました。茅野市は「縄文のビーナス」と「仮面の女神」という国宝の土偶2体を持つ、すごく縄文史的に意味のある場所。ビーナスラインなる道もあるくらいで「縄文」で町おこししようとしている模様

でも、タクシーの運転手でさえ「尖石考古館に何があるの?面白いの?」ってきいてきました。

改めて、観光で有名になるのに必要なのは、重要な史料や国宝ではなく、「アクセスのしやすさ」「人の流れ」なんだと思いました。

人の流れを作るには、交通の流れを作るのは重要。でも、じゃあ「尖石考古館前」みたいな駅を作ったり、バスの本数を増やしたら「赤字」になるのは明白じゃないですか。

こんなにカワイイお尻があるのに

だから、MaaSのようなサービスが田舎にも浸透して、レンタカーやタクシーが何割か安くなったり、タダになったりすれば人も集まるし、田舎が活性化して欲しい。

Uberみたいなカーシェアで運転手が稼げるようなシステム(観光地ならガイドもしてくれたりして)+自動運転で人件費削減+MaaSでシームレスな移動が実現すればなぁ…

MaaSはよ!日本でいつ始まるの?

これが難しい問題で、トヨタとホンダがソフトバンクを間に入れて、力を合わせて、MaaSを進めるようですが、日本では法律の問題があり、なかなか進まなさそうです。

また、シームレスな予約や決済をするために、キャッシュレスは不可欠だが、観光地である京都の市バスでさえ、現金か交通系ICカードしか使えない現状を考えると…いつになるねんといった感じ。

ちなみに、フィンランドの首都ヘルシンキに1人旅した際、トラム・地下鉄・バス・その全てがアプリで乗車できました。どれに乗っても1日乗り放題で9€(1200円くらい)安い!!しかもアプリ<券売機<車掌から買う順に高くなる。

だから誰も券売機で買わない=列ができない

そして…アプリでチケットを持つのが普通だから

駅に改札がない(アプリかざす所あるけど、誰もかざさねぇ)

そんなフィンランドも何十年もかけてMaaSを進めてきたみたいです。だから、日本もすぐには、無理かもしれない。

でも日本でMaaSが進めば、快適さが増し、交通事故や運転手の過労、人手不足、田舎と都会の地域格差が減るはず。

現役の看護師の意見としては、交通の利便性が上がることが、高齢者の引きこもり率の低下や、日常生活動作(ADL)の維持に繋がり、高齢者が社会との繋がりを持つことで認知機能も保たれると予想する。

高齢者の健康は医療費の負担を減らし、若者や子供への投資に回せるので、重要な問題。MaaSは一見、利便性だけにフォーカスした話にも思えるが、MaaSが実現すると社会全体の変革があると思う。

そんなMaaSを少しでも進めるためには、

  • まずMaaSが広く認知されること
  • 法改正
  • キャッシュレスが基本の社会になること
  • 人手不足を解消するための自動運転を進めること
  • Uberなどのカーシェアリングを広めること

これらが必要なのだと、素人目に思う。

まずは、今までの慣習で「マイカー」を持つことや、「ローンでマイカーを持つこと」に疑問を感じる、「満員電車に乗らない通勤」「駐車場を探してウロウロしなくていい京都」「雨の日に気軽に安く乗れるタクシー」こんな未来を想像するのが第一歩かと思う。

そしてMaaS関連の株に注目!(笑)

以下:参考にした記事

https://www.huffingtonpost.jp/nissei-kisokenkyujyo/self-driving-20180423_a_23412019/

https://diamond.jp/articles/-/199785

https://data.wingarc.com/what-is-maas-11716/2

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30216930Y8A500C1000000/?df=3

https://jidounten-lab.com/y_5750#MaaS-12

 

 

 

 

 

 

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おとっち

23歳/関西に住む3年目の看護師/ミニマムに生活しマキシマムに遊ぶ/新卒ICU→夜勤鬱,2年目で離脱→美容皮膚科なう/ブログと株/本業の給料を越すぞ!/2019.3.9~ブログ開設/GoogleAdSense1発合格!/1人旅,SMentertainment,Rock,美術ラブ

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